ジェットスター航空について


   

(2024年7月19日更新)

LCC(ローコストキャリア)のジェットスター航空

 日本からオーストラリアまでの直行便は2024年現在、JALがシドニーとメルボルン、ANAがシドニーとパースを結ぶ便が存在します。それ以外の航空会社を見ると、カンタス航空と、その子会社であるジェットスター航空がシドニーやブリスベン、ケアンズ便があり、安く行こうとすると、どうしてもLCCであるジェットスター航空を選ぶことになります。

 ご存じのとおり、LCCと言えば、サービスをできるだけ切り詰め、その分、運賃を安くしているのですが、販売方法も同様で、インターネットでの販売が基本となります。

ジェットスター航空
http://www.jetstar.com/jp/ja/home

 このネット購入、実際に行ってみるとJALなどの大手航空会社に比べ、結構面倒です。と言いますのも大手であれば、日付とフライトの時間を指定してクレジットカード払いで購入すれば購入完了となるのですが、ジェットスターはLCCゆえに色々なオプションを付けないといけないことから、入力や選択する項目が多く、もたもたしていると、「もう少しお時間が必要ですか?」のウインドウが開いて気があせってしまいます。ここで「はい」を押さないとセッションが終了していまい、また最初からとなりますので、注意して下さい。

 なお、航空券購入の際、機内食、座席指定可能、受託荷物20sまでの「StarterPlus」というオプションを付けるとお得ですが、食事も座席指定も必要無い場合は、特に付けなくても問題ありません。

 と言いますのも、ジェットスターの関空発オーストラリア行きは、シドニー便、ブリスベン便、ケアンズ便ともすべて午後9時台の出発で、それぞれ午前5時〜午前8時ごろ到着します。また、帰りは午前11時〜午後1時ころに出発し、関空には午後7時前後に到着しますので、行きは飛行機に乗る前に空港で食事を済ませ、到着後は現地で朝食をとれば解決しますし、帰りについても空港で昼食を済ませたあと、日本に帰ってきてから夕食を取れば良いのです。

 例えばブリスベン便を例にとりますと、航空券購入時に「StarterPlus(7,200円)」の申込を行い、これに40sまでの荷物を追加すると、片道4,900円となり、航空券代に12,100円のプラスとなります。この場合、片道の航空券代が50,000円だとすれば、支払い金額は62,100円となります。
 
 しかし、航空券に40sの荷物を追加するだけなら、航空券代+9,800円となりますので、航空券代が50,000円だとすると、59,800円と少し安くなります。

その他、下記料金が自動的に加算されます。

往路
オーストラリア国際線旅客サービス料
保安料
空港施設使用料 

復路
出国税 
保安税 
オーストラリア国際線旅客サービス料 

上記費用がチケット購入時、往復で18,000円ほど上乗せされます。

 また、なんと支払いに手数料が必要です。LCCだからしょうがないのでしょうが、クレジットカードで支払いをすると、2000円も余計にかかってしまいます。 

 余談ですが、女性の方はひざ掛けを持っていくと良いでしょう。機内でお願いすると、もちろん有料ですから注意が必要です。
 


航空機のチケットはセールを狙う

 
 さて、このジェットスター航空ですが、時々、セールを行っている場合があります。このセールを狙ってチケットを購入すると、結構お安くオーストラリアに行けることになりますので、これを見逃す手はないと思います。

 ただし、セールはフェイスブック等でのお知らせはあるものの、突発的に行われることがほとんどです。また、必ずしもケアンズ便がセールに出ているとは限りませんから、注意して下さい。

なお、傾向を見ていると、セールは金曜日の夕方に始まり、月曜日の午前中に終わるパターンが多く、旅費を安く上げたければ毎週金曜日、できるだけジェットスターのホームページをチェックしてみて下さい。もちろんチケット購入はホームページ上から行うことになります。

 実際、2024年のバランディーンへの遠征(ブリスベン便)はこのセールを行ってる時に購入し、普段より往復でおおよそ20,000円ほど安くなりました。
 



関空にあるジェットスターのカウンター


機内食は結構チープです。
 LCCゆえの荷物制限

 「StarterPlus」のオプションを付けた場合、持ち込むことができる荷物の重量は以下のとおりです。

機内持ち込み 7s
受託荷物   20s

ただし、機材はカメラ1台と三脚のみといったライトな方を除いて、それなりに撮影される方なら、複数のカメラ、レンズ数本、三脚、架台と言った機材があるわけですから、20sなんてすぐに超えてしまいます。

そこで、チケットを購入の際、自分の持って行く荷物に応じて、受託荷物の追加の申し込みをしておきましょう。「ちゃっかりプラス」のオプションを追加していることを前提としますと、行先によって追加金額は変わりますが、最大40sまで追加が可能です。

20sまで  追加料金なし
25sまで  追加料金 2,100円
30sまで  追加料金 2,400円
35sまで  追加料金 2,500円
40sまで  追加料金 3,000円   (金額は2016年 ケアンズ便の例)

ちなみに、私は2016年時の受託荷物は約35sあり、念のため最大の40sまでを追加しました。帰りは38sでしたので、そこそこ機材がある方は最大で申し込んでおいた方が無難です。

なお、StarterPlusを申し込まなかった場合は
15sまで  追加料金 2,500円
20sまで  追加料金 3,000円
25sまで  追加料金 3,400円
30sまで  追加料金 5,100円
35sまで  追加料金 5,500円
40sまで  追加料金 6,000円  (金額は2016年 ケアンズ便の例) 

 このように事前申込をしておかないと、荷物重量が超過した場合には空港のカウンターで超過料金を取られることになります。その金額、なんと1sあたり2000円程度、万が一、5sオーバーならなんと10000円も取られることになります。

なお、機内持ち込み荷物も例外では無く、制限の7sを超えると、受託荷物の方へ移動して下さいと言われます。もし、この荷物の移動によって、受託荷物が規定の重量をオーバーすれば、もちろん超過料金を取られることになります。

 大手航空会社なら、多少の超過は許してくれるかもしれませんが、LCCの場合、本当に厳しいので、荷物の重量には十分気を付けて下さい。