ETAと国際運転免許証の取得


       
(2024年7月19日更新)

 ETAについて
  オーストラリアに入国する際には、就労、永住目的でもなく、滞在期間が3か月未満の場合、ETA(ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM)という観光ビザの取得が必要となります。日本のパスポートを持っていると、多くの国では、ノービザで入国できるのですが、オーストラリアは数少ない観光ビザが必要な国となります。

 申請は以前は、旅行代理店や代行業者などを通じて安く取得することができましたが、2024年から、このような代行でのETA(ETAS)の取得はできなくなりました。

 現在は、スマホやタブレットなどから専用アプリを使って申請することになります。代行業者を使えたころは、ひとり500円程度で取得できていたのですが、専用アプリからですと、オーストラリア政府の移民局へ直接申請という形になるので、20AUドルが必要となります

 詳しくは以下のURLをご覧下さい。、

アンドロイド  https://apps.apple.com/jp/app/australianeta/id1527982364
iOS   https://apps.apple.com/jp/app/australianeta/id1527982364

アプリを使ったETAの申請手順 YouTube トラベラーチャンネルさん

このシステムになって、多少お金がかかりますが、パスポートを直接スキャンするので、パスポート番号や、有効期限など入力の間違いが起こることがなくなったので、ある意味手軽になりました。

また、有効期間は取得後1年間で、期間内なら再度申請を行うことなく何度でもオーストラリアに入国することができます。
 

ETAはペーパーの証明書などは発行されない


 ETASは申請後、24時間以内に電子メール添付で左のようなPDFファイルが送られてきます。これが送られてくれば登録完了です。不安な方はこれを事前に印刷して持って行けばよいでしょう。紙ベースでの証明書のようなものは、原則発行されません。

確認は出発時の航空会社のカウンターで行われる

 オーストラリアへの定期便を就航させている航空会社は、飛行機のチェックインの際、パスポート番号等を移民局のデーターベースと照合させてETAの取得ができているかをチェックします。そして、取得確認後に航空券の発行をしてくれます。

 つまり、逆に言いますと、ETASの取得をしていなければ、そもそもオーストラリア行の飛行機には搭乗することができません

 

 国際運転免許証について
 
  日本国内で車の運転をする場合、当然のことながら「運転免許証」が必要です。もちろん、海外でもそれぞれの国で免許制度があるのですが、「ジュネーブ交通条約」に加盟している国であれば、日本の免許証に加え、国際運転免許証を合わせて持っていれば、条約加盟国なら、日本と同じように車を運転することができます。

 ジュネーブ交通条約に加盟している国・地域

 もちろん、オーストラリアもこのジュネーブ交通条約加盟国であり、国際運転免許証を持っていれば、運転することができます。
取得方法

 日本の運転免許さえ持っていれば、各都道府県にある免許センターでの簡単な手続きで即日交付してくれます。申請から交付までの時間も約30分〜1時間ですから、お近くに免許センターが無い場合などを除き、免許センターで取得するのをお薦めします。

 もちろん、国際運転免許証は近くの警察署でも交付してくれますが、その場合、交付まで10日〜2週間程度かかるので、それを見越したうえでの申請が必要です。

 ところで、この国際運転免許証、有効期限がたった1年しかありません。そのため、気分的な問題にすぎませんが、私はできるだけ出発間際に取得するようにしています。


国際運転免許証
申請時に必要なもの
 
国際運転免許証を取得しようとする際、申請時に必要なものは以下のとおりです。

○6か月以内に撮影した顔写真(縦5p×横4pのもの)
○日本の運転免許証
○手数料2350円
○国際運転免許証の取得経験がある場合は、前回交付された国際運転免許証
○パスポート又は海外渡航を証明する文書