・使用した望遠鏡: セレストロン C11 28cm F:10
・使用したカメラ: ZWO ASI290MC
・その他の機材: 1.5X Barlow ADC UV/IR cut
・撮影&画像処理に関する情報:
exp.:18.0ms gain:368 gamma:30 60sec. X 11
AS!3 stacked
Registax 6 wavelet
Stella Image 11shots 加算平均コンポジット
天候が悪くて薄雲がかかり透明度は刻々と変化。
その中からまともなのを11ショット選んでコンポジットした。
・コメント
1月8日に今シーズン最初のシリウスの伴星を撮影したが、光軸はだいたい合っているのに主星がカブトガニ状態だった。1月10日にはリゲルで光軸を完璧に合わせたが、リゲルの清造から8日と同じように南に向かって光芒が伸びて主星の両端から短い光芒が南に向かって伸びている。シリウスに向けてピントは合わせた状態で同焦点アイピースのスリーブを少し抜いて焦点外像にして光軸を完璧に合わせたが、モニターでは南に向かって光芒が盛大に伸びている。カメラを付けたままにしてモニター上で光芒が均等になるように調整したが、どうしても南に向かって大きな光芒が残る。これはこの望遠鏡の特徴で、光軸を完璧に合わせてもどうしても片方に盛大な光芒が伸びる。2021年1月25日に問題が解決したが、昨年の土星や木星の観測前にその度に光軸がズレているのどえ修正していて、また購入時の状態に戻ったようだ。今後もまたモニターを見ながら調整してみるが、どうやら主鏡が若干傾いていて、ロンキーテスターで縞を平行に合わせないといけないようだ。普通に光軸を合わせても惑星や普通の明るさの恒星なら問題はないが、光軸が一見ズレている状態にしないとどうしても光芒が出るようだ。不良品に当たってしまったようで残念。2021年2月、3月は上手く行っていたのだが、その時の状態に戻すのは難しいと思われる。Meade LX200GPS-25では問題なかったのだが、セレストロンはどうも問題ありだ。